みなさんこんにちは。インテリアブロガーのmashleyです。
「北欧ミッドセンチュリーの家づくり」というインテリアや暮らしのオタク話をするブログを運営しています。
節約しながら実現したこだわりの家で、節約話、インテリア話、暮らしの工夫の話など、オタクならではのディープな視点で書いています。
ちなみに何オタクかというと、椅子オタクです。現在、23脚の椅子と楽しく暮らしています。
今回はパン作りが好きな私が、パン切り包丁のお手入れに使える貝印のシャープナーを使ってみたレビューをお話しします。
もうパン切り包丁の手入れは怖くない。
おうち時間でパン作りする人が増えた?
外出自粛の影響で、おうち時間を過ごす方が増えましたね。SNSを見ているとパン作りする人をたくさん見かけ、近所のスーパーでも店頭からは一時、粉類が品薄になっていました。
私も休日にパン作りをするのですが、当ブログのパン作り関連記事にはいつもよりたくさんの方にアクセスいただきました。
手作りのパンは作り方によってコストを抑えられるし、出来立てを味わえる楽しみがあります。
ただ、パンを日常的に食べるようになると、ある悩みが生まれます。
それがパン切り包丁の手入れ。
パン切り包丁の手入れって難しい
毎週パンを焼いていたら、ほぼ毎日パン切り包丁を使用。できたパンを切るだけでなく、クープ入れ(フランスパンなどで行うパンの切り込み)にも使います。
そうすると、だんだん切れ味が悪くなることがあります。それによりお手入れが必要になりますが、包丁研ぎは本来とても難しいもの。
プロの包丁研ぎは、その修行に長い時間がかかり、研ぎ石も使い分けると聞きます。
波刃のパン切り包丁はというと、これがさらに難しいです。
「ネットでは波型の研ぎ方などたくさん目にするけど、もし失敗したら?」
一般的な包丁とは違い特殊な形なので、素人がやるのはリスクが高い…
我が家のパン切り包丁はというと、ビクトリノックス の1,000円前後のベジタブルナイフ。
高級なものではないけれど、切れ味がよくとても気に入っています。
悩んで選んで手に入れたものは、値段に関係なく大事したいと思うし、そう思う気持ちがものを長持ちさせ節約に繋がると思います。
どうしようもなくなったらプロにお願いするとしても、日常的に家庭で波型を手入れできる包丁研ぎはないだろうか…
そう思って探しているときに出会ったのが、貝印さんのシャープナーでした。
日本が誇る刃物メーカーの貝印さん
貝印シャープナーの魅力を語る前に、まずは貝印さんというメーカーについて少し触れておきます。
- 旅行好きな人にとってはホテルで見かける使い捨て剃刀
- お料理好きな人にとってはよく切れる包丁
日常に貝印さんの製品って実はたくさんあります。
【貝印さんのここがすごい!】
- 創業112年(2020年現在)
- 世界初の3枚刃剃刀を開発
- 国内外で愛用される製品
- 家庭用から医療用まで幅広く手がける
包丁は切れ味の良さや長持ちすることから、貝印さんの製品は海外でも人気なようです。
我が家でも貝印さんのピーラーを長年愛用していて、切れ味が落ちることなく安心して使うことができます。
では、そんな粋な貝印さんの波型包丁用のシャープナーはどんなものでしょうか。
波刃が研げるシャープナーの秘密
今回使う製品はこちら。
貝印 波刃が研げるシャープナー | ||||
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価格 | 1,650円(メーカーHPより) | |||
材質 |
本体:ABS樹脂(耐熱温度80℃) 砥石台:エラストマー(耐熱温度70℃) 球砥石受け:POM樹脂(耐熱温度140℃) 砥石:セラミック砥石、ゴムシート:合成ゴム |
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サイズ |
本体サイズ:151×48×48mm 重量:68g |
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原産国 | 日本 |
※製品情報はメーカーHP より
見た目の印象は……
ちょっと強そう……
闘ったら勝てそう。
なぜ、波型のパン切り包丁が研げるのか?
その秘訣はサスペンション構造にあるとか。
中に磁石が入っていて、それが稼働し波刃を崩さずに研げるそうです。
しかも波型専用でなく、2,5mm未満の普通の包丁も研げると。
裏は作業中にズレないように工夫がされています。
使ってみた
今回は2つの包丁を手入れしてみます。
①ビクトリノックス のベジタブルナイフ
クープ入れ野菜やチーズも切るなど、半年ほどヘビーに使用。
年中無休な子です。
まだまだ切れるものの、パン切りで最後の方がきれいに切れないことがあり、買った当初よりは少し落ち着いてきた感じです。
②オクソーの包丁
こちらも日々の調理で毎日愛用し休みなし!
うちの夫みたいです。
キャベツなどの柔らかいものを切った時、もっとスパッと行きたいなあと感じることが。
どちらもすごく切れ味が悪いわけではなく、できたらもう少し良くしたい感じです。
いざ、研ぎ作業!
ハンドルを握り包丁を引くように動かします。
重たさは感じず、引く時に中の波型が移動しているのを感じます。
こんな感じで刃こぼれせずに研げました。
普通の包丁も波刃と変わらずスムーズで、こちらも刃こぼれしませんでした。
簡易タイプのシャープナーは安易に使って刃こぼれしないか心配だったので、ひとまずほっとしました。
では、切ってみます!
まずはパンから。
米研ぎざるで発酵させてから焼いた、なんちゃってカンパーニュです。
形が歪なのはご愛嬌。スパッと切れました。
感覚的に前よりも若干切れ味がよくなった気がします。
次に普通の包丁です。
こちらも若干切れやすくなった気はします。ただ、元が名品というわけではないのでそれなりです。
いつか貝印さんの切れ味のいい包丁が使ってみたいものです…
使ってみたメリットとデメリット
【ここがよかった!】
- 家庭で手軽に波刃を手入れできる
- スムーズに使えて作業中ずれにくい
- 日本製
波刃を家庭で手入れできる道具ってなかなかない点がポイント高し。
研ぎ石などは技術もいるけれど、これは気になったら取り出してさっと使えます。
もちろん本格的な手入れはプロにお願いする方がいいのですが。
また、構造や造りが工夫されており、研ぐ作業のハードルが下がるのもよかったと思います。
そして日本のものづくりを応援したい私としては、日本製というのも嬉しい。
【ここが気になる&ここに注意!】
- 形は好みが分かれそう
- あくまで簡易の包丁研ぎ
この包丁研ぎはちょっと個性的な形なので、人によって好みが分かれそうです。
もちろん意味があってこの形だと思うのですが。
私は武器みたいで面白いと思って使っています。
それからあくまでも家庭用の簡易シャープナーなので、これを使って完全に切れ味が戻るわけではありません。
本格的に直したい場合は、やはりプロに頼むのが一番だと思います。
歴史と技術あるメーカーさんだからできた製品かも
数週間使ってみてどうだったか?
私はこの子が気に入りました。
波刃用の砥ぎ石ではないシャープナーは探した限り見つからず、貝印さんくらい(知らないだけかもしれませんが)。
それだけ波刃は特殊で、リスクも高いからだと思います。そんな中、貝印さんが家庭で手軽にパン切りナイフの手入れができる製品を生み出してくれました。
長い歴史の中であれだけの多様な製品を生み出し、知識や技術を兼ね備えているからこそできたことだと思います。
しかも日本製を1,000円台で買えるのは、かなりコスパが高いように思います。
日々使う愛用の道具を自分で手入れできるって嬉しいことです。
これからも劣化を恐れず、どんどんパンを焼いてスパスパ切っていこうと思います。
私の文章もこれくらい切れ味よくなったらいいんですけどね…
それでは皆さんもパン作り楽しんでくださいね。
<編集 池田繁孝(@shigetaka_1988)>