はじめまして。ライターのオケモトと申します。最近は自由に外出することもままならず、みなさんもなんとなく過ごしにくい、行き場のないもやもやを抱えていると思います。
その中でも小学生くらいの小さなお子さんのいるご家庭では、学校が休校になったことにより、子どもが「勉強をやりたがらない問題」でお悩みではないでしょうか?学校という学び舎に行かなくなってしまった今、勉強に興味を向けるのは一筋縄ではいきません。
そこで!今回は学童保育で指導員としてアルバイトをしており、子どもと接する機会の多い僕が子どもにウケる学習ドリルを紹介します!!
ドラゴンドリル
実際に男の子が使っているのを見て衝撃を受けた学習ドリルです。かっこよすぎる……。昭和の子どもが「巨人」「大鵬」「卵焼き」なら、令和を生きる小学生が好きなものって「マイクラ」「ヒカキン」「ドラゴン」ですからね。
そんなドラゴンドリルは、問題を解くごとに「ふっかつシール」を「ふういんページ」に貼っていきドラゴンを復活させるのが目的です。
復活シールは全部キラ
これで勉強嫌いな子どももどんどんドリルを進められるってわけか!よくできてます。
ページをめくると、ドラゴンのイラストが描かれた下敷きが付録で付いてきます!これは学校にも持っていけて嬉しい!
しかもこの下敷きの名前、
「ドラゴン下じき」
未だかつて下敷きの頭にドラゴンが付いたことなんてあったでしょうか?下敷きという文字列の上につけて一番かっこいい文字、それがドラゴンです。
実際にやってみましょう。ドラゴンの封印を解きたいので。
今回買ったのは「小学2年生漢字のまき」です。中身は意外とまじめな内容、
その中にも子どもに飽きさせないようにイラストがちりばめられています。
1ページ目で漢字を覚えて、次のページで覚えた漢字を使った問題を解く。
できたらシールを貼る。というので1セット。
らくらくと問題を解いていき(大人だから)一体目のドラゴンの封印を解きます。
パイクス
とげで身を守る防御型のドラゴンが爆誕しました。
能力値が設定されており、そのドラゴンがどんな力を秘めているのかがわかります。こういうのめっちゃ好き。
ちなみに最後のドラゴンのステータスは……こんなに高い!!!
気になるその姿は自分の目で確かめろ!!ドラゴンドリルおすすめです。
ドラゴンクエスト ゆうしゃドリル
こちらはゲーム好き必見!スクエアエニックスが手掛けるドラゴンクエストの学習ドリル!これはテンションあがる~!
しかも!協力監修がドラクエシリーズといえばこのお方、堀井雄二が手掛けています。くぉ~!たまんね~!ありがたや……。
内容は小学二年生向けの算数になっており、1年生には手ごたえがあり、3年生でも楽しめる、といったバランス調整になっているそうです。
ストーリーはドラゴンクエスト1と同じく、りゅうおうによって闇に包まれたドリルガルドを救うのがゆうしゃの使命です。ドリルガルドはドラクエ1の冒険の地、アレフガルドに似せた名前になっていますね。
付属のシールにドラクエファンならつい集めたくなってしまう「ちいさなメダル」シールが……!最高!
冒険の始まりはツボを割ることから。よくわかってる!
計算問題を解きながら城下町を抜けて城に行ったりします。
モンスターに遭遇!おなじみのドラキーとスライムが現れます。
こうげきとメラの呪文のダメージ数を計算していくつで倒せるか、という問題はドラクエをやっている時の思考そのものです。(学習ドリルには乱数による上下がないのでわかりやすい!)
倒すと経験値が多くもらえるメタル系モンスターのページもあって、ドラクエマニアの喜ぶツボをよく押さえているのがわかりますね。
普通の何倍も頭がよくなりそうなうれしいページ。
他にも、おなじみのモンスターやドラクエファンならにやにやしてしまう内容が盛りだくさんです。ドラクエ好きの親御さんのほうがはまっちゃうかも?
すみっコぐらし 学習ドリル
すみっコぐらしは特に女の子に人気がありますね。
すみっコぐらしのシールがたくさん。勉強が終わったページに貼っていきます。
あちこちに丸っこくて愛らしいキャラクターがちりばめられています。
この学習ドリルは「たんいと図形」なんですが、すみっコぐらし学習ドリルは様々な種類が発売されています。
それはそうと、すみっコぐらしのキャラクターって図形のこと何も考えてなさそうだな。すみっコでただぼーっとしてる、それだけの存在がすみっコぐらしでしょ?君たち子どもにはちょっと人気あるみたいだけど、平行四辺形とか知ってるの?
俺は台形とかも知ってる。
朝5分ドリル
『朝を制するものは、すべてを制する』
朝は脳が最も活動できる時間らしいです。その理論から朝に5分間勉強することを習慣づけるのがこの学習ドリルです。
朝に5分間問題を解き、
裏のページで間違ったところの復習、メモ、さらにその日の体調までも記録していきます。まさに丁寧な暮らし。
たしかにこの学習ドリルを毎日続ければ頭がよくなり、素敵な一日をスタートできそうです。とにかく勉強を生活の一部に組み込んでしまえばこっちのものですよ!奥さん。
欠点は毎朝早起きしないといけないことか。
5分で論理的×思考力×ドリル
こちらの学習ドリルは、対象年齢が10歳から120歳までと恐ろしく広い。子どもも解ける、大人も悩む。ということで大人も楽しめる内容となっています。
試しに僕もやってみました。
なるほど、二等辺三角形を作れと……。
マジでわからん。どうやっても二等辺三角形にならない。2辺が同じになるところなんてあるか?これ?
制限時間はどの問題も5分となっており、わからなかったら次のページのヒントを見ます。システマティックですね。
ヒントのページ。なるほどね。
それでもわからない。いやわかってる。ヒントが言っていることを踏まえてわからないんだ。
答え。あ~なるほどね。ふ~ん、そっか~。
すみっコぐらしさん、図形のこと知ってるとか調子に乗ってすみませんでした。僕に二等辺三角形の書き方から教えていただけないでしょうか?
次の問題は解けました!!これはマジ。紹介したのはほんの一部ですがかなり頭が鍛えられるでしょう。
というわけで大人にもおすすめの学習ドリルでした。
おはなし推理ドリル 都道府県事件ファイル
こちらは小学校4~6年生向けのナゾトキと文章読解をテーマにした学習ドリル。買ったのは都道府県事件ファイルですが、こちらもいくつかのバージョンが発売されています。
パッと見た感じは国語のテストのようですが、物語の中で事件が起こり、それを解決するという内容になっています。
事件編と推理編に分かれている。
文章の中から答えを見つけるのは国語のテストと同じなので学力が付きますし、推理編では事件編に出てきたヒントをもとに事件を解決することができてすっきりします。
国語に出てくる堅苦しい文章ではないので読みやすく、事件の解決にたどりつきたくなるので読み解く力がメキメキと育ちますね。
うんこドリル 小学1年生総復習ドリル
かの有名なうんこドリルです。メディアを騒がせましたが、実際にこの学習ドリルを持ってくる子もたくさんいます。中身は一体どうなっているのでしょう?
「全ページでうんこの使用に成功」そんなことに成功すな。
こちらはアルファベット表。全てにうんこが描かれています。
花うんことうんこちょうちょの数を数えてうんこますに書く問題。すごいうんこ量。
「クワガタにはいろいろなしゅるいがあります。中でもいちばんめずらしいのは…」こちらの文章に続くのは……
「ウンコクワガタでしょう」
ウンコクワガタってなんだよ。小学校のクラスで一番面白いやつが言うギャグじゃん。だから小学生にウケてんのか!
とにかくうんこうんこうんこ、うんこだらけ。
小学生がうんこを好きなのは事実。その好きなうんこをちりばめておけば、自ずとやる気が出るでしょう。まさに理にかなった最強のドリル。マジうんこ。
まとめ
というわけで様々な学習ドリルを紹介しましたが、どの学習ドリルも「楽しくやってもらおう」という気概が感じられてとてもよかったです。
僕が小学生の頃には、まだこういう楽しめる学習ドリルは浸透しておらず、「計算ドリルを開いてもなんか色が少ないし地味だな~」といった印象で、勉強にあまり興味が持てませんでした。
「ドラゴンドリル」や「ゆうしゃドリル」があったら欲しい!と親に懇願してただろうな~。もしかしたらめちゃくちゃえらい学者さんになってたかもしれませんね。
紹介した学習ドリルでお子さんの人生、「めちゃくちゃえらい学者になる」ルートが解放されるかも?!
少しでも学習ドリル選びの参考になったら幸いです。
<編集 池田繁孝(@shigetaka_1988)>