3歳児はじめてのおつかい。500円持ってスーパーでお買い物!

こんにちは、nanpoo(なんぷー)と申します。
我が家では4歳、2歳の2人の男児が保育園に通っていますが、今回は上のお兄ちゃんのお話。

3歳児クラス(3~4歳)で、はじめてのプチ遠足に行くことになりました。
それはずばり『現金500円を持って、近所のスーパーでお買い物をしてくる!』というもの。

はたしてうまくお買い物できるのでしょうか?

遠足内容

  • 所持金は500円。(各家庭で用意。)
  • 保育園の先生同伴。親の参加は任意。
  • 保育園から徒歩5分のスーパーへ行き、お母さんに頼まれた物1点を買ってくる。
  • 対象園児:3歳児クラス(年少さん)。(うちの子は誕生日前だったので当時3歳でした。)

まずこの遠足お知らせプリントを見て、私(母)が思ったこと。

無理だろ……。


自分の欲しいものじゃなくて『お母さんに頼まれた物』ですよ?
いつもスーパーに行くと、お菓子コーナーに一直線な3歳児がですよ!?

「野菜買ってきて」とか無理でしょ。チョコレートとか買ってくるでしょ、絶対。と思っていました。

買うものについて

基本的に自由ですが、保育園の先生に言われたアドバイスは一点。
『次に繋がるもの』がいいですね。

たとえば、ニンジンを買う → 「今晩の夕飯は○○くんの買ってきてくれたニンジンで作ったカレーよ!」
みたいに、おつかいからストーリーが繋がるようなものがモアベスト。

いろいろ考えてみたものの、例にあったカレー材料以外に思いつくものがなく、我が家はニンジンより好きな『じゃがいも』をお願いすることにしました。

準備品

  • 水筒
  • 500円玉
  • お買い物メモ
  • リュックサック
  • お財布(小銭入れ)

リュックサックは買ったものを入れられて、両手も使えるようにするため。
大人の足で徒歩5分のスーパーですが、途中で水分補給するそうなので水筒も用意。
お財布は前日に慌ててダイソーで買ってきました。かわいい。

この小銭入れに、500円玉と、お買い物メモをいっしょに入れておきました。
まだひらがなも読めない3歳児。絵も描いた方がわかりやすいかな?と、じゃがいもの絵もいっしょに描いて、「明日はじゃがいも買ってきてね!」と言い聞かせておきました。

おつかい当日

いつもと違うリュックサックでの保育園登園。特別感にウキウキワクワク!
お見送り時にも「じゃがいも買ってきてね!よろしくね!」と精一杯念を押し、わかっているのか、わかってないのか、「うん!」と元気に答える長男くん。

ちなみにこのプチ遠足は保護者も参加可能でしたが、私は仕事が休めず参加できませんでした。

別のスーパーでレジ打ち業務をしながら、

(あぁ、ちゃんとお買い物できただろうか。)

(お釣りが余るはずだから1個ぐらいお菓子買ってるかな?)

(じゃがいも重くないかな?)
などの想いを巡らせていました。

そして夕方のお迎え時

「みてー!がじゃいも!おかいもも してきたよー!」
※「がじゃいも」→「じゃがいも」、「おかいもも」→「お買い物」の意。

お、お買い物できてたー!!!

リュックに入った重たそうなじゃがいも1袋をさっそく見せてくれました。

しかもお菓子の1つも買ってない!
これには驚き!これは同伴した保育園の先生たちのおかげかな。

先生にも、「今日のお買い物、長男くんすっごく頑張っていましたよ!」
と話してもらい、涙腺がゆるくなるのを必死にこらえていました。……感動。

周りの子供たちのお買い物をちらっと見てみると、やはりニンジン、玉ねぎあたりの野菜が多く、(みんな今晩はカレーになるのかな……)と思いました。

長男とカレーを作りました

帰宅後、買ってきてもらったじゃがいもを使い、長男とカレーを作りました。
とはいえ、事前にカレーの下準備をしておいて、あとはじゃがいもとカレールー入れれば完成!ぐらいのお手軽クッキングですが。

じゃがいもを袋から出して水で洗い、ピーラーで皮むき。
ピーラーを使わせるのは初めてでしたが、3歳児でもなんとかできました。

芽を取るのは母担当で。
包丁で切る作業も少しだけお手伝いしてもらいました。

そして切ったじゃがいもをお鍋に入れて、しばらくグツグツ。
仕上げにカレールーを入れるのも長男にお願いして、カレーライスのできあがり!

「ぼくの買ってきた『がじゃいも』入ってるかれーらいしゅ、おいしいねぇ!」

「おかーさんといっしょにつくったねぇ!」
ニコニコしながらカレーライスを食べる長男を見ながら、いっしょに作ってよかったな、と思いました。

おつかい後の変化

お買い物ごっこ遊びをするときにちょっとした変化が見られました。

私(母)がレジ係役だとして、
母「100円になりまーす。」

長男「はい、おかねおかね!」
と、お金を手渡すそぶりに磨きがかかり、

長男「もー!はやくおかね(お釣り)してー!」
と、お釣りを渡す動作まで催促されるように。

母「400円のお返しです。ありがとうございましたー。」

長男「どーも、ありがとー!」(店を出る動作)

ここまでやっておしまい。

以前は、「はいどーぞ」「ありがとー!」ぐらいの、お金の動きがないお買い物ごっこだったので、遠足後からはかなりリアルなお買い物ごっこになりました。
遠足で行ったスーパーのレジの人の動きをよく見てるなぁ。
まだ具体的な貨幣の価値(10円玉がどれとか、こっちの方が高い低いとか)はわかっていないけれど、とても勉強になったように思います。

まとめ

保育園の力を借りて実現した、今回の初めてのおつかい。
3歳児が自分でお買い物、そして自分で買ってきたものでお料理できたという点も含めて、なかなか貴重な経験をさせていただいたように思います。

なお、その後、家族でスーパーへお買い物に行っても、相変わらずお菓子コーナーめがけて走っていく通常モードに戻っています。家族で行くとやっぱり甘えん坊モードに戻りますね……。
今でもじゃがいもを見ると「このまえ、おかいもも(お買い物)してきたんだー!」と言ってくれるのでいい思い出になってるんだなと喜ばしく思います。