お年玉そのまま渡す?親が預かる?

クリエイターの阿豆らいちと申します。お世話になっております。

お正月に、親や親族一同から子供達に渡されるお年玉。それを親が全部預かり管理するご家庭もあれば、そのまま子供達に管理させるご家庭もあるようです。

今回はお年玉の管理について解説します。

とうじょうじんぶつ


阿豆らいち:
在宅フリーランスのクリエイター。育児参加できた方だと思う。

 


ミンスクさん:
らいちの妻。二児の母。

 


i(アイ):
らいちの娘。現在高校生。

 


j(ジェイ):
i(アイ)の弟。現在中学生。

 

お正月のお年玉、そのまま渡す?親が預かる?

未就園児は親預かり一択
親はともかく、親族一同は新生児の頃からお年玉を渡すことが多いです。その額は合計すると数万円に及びます。

さすがに0歳児〜3歳児に数万円単位の金銭を渡しても意味がわからないので、この年代は親が管理するしかありません。

例えば郵貯では、新規に通常貯金口座を開設した0歳のお子さまに、お年玉(1,000円)を進呈するキャンペーンを例年行っています。

~郵便局から始めよう~「はじめてのお年玉」キャンペーンおよび「はじめての年賀状」の実施-ゆうちょ銀行

こういったキャンペーンを利用して子供用の口座を新規に開設し、将来のために貯蓄しておくのも良いと思います。

未就学園児も親が預かり
就学前でも言葉が出て文字が読める年齢になってくると、保育園や幼稚園のお友達ともらったお年玉の金額自慢やお年玉で買ったものの話題も出てくるようです。

未就学児にお金を管理させるのはまだ不安なので親が預かり管理することになると思いますが、これまでもらったお年玉の合計金額が書かれている通帳を見せて、金銭感覚を養わせるのも良いでしょう。

お年玉を使って高額な玩具などを欲しがるようであれば、それが本当に欲しいものかどうかよく相談し、必要に応じて購入に踏み切るのも良い思い出になります。

クリスマスプレゼントをもらった直後なので、連動して遊べる玩具をお年玉で買い足すのであれば一層楽しめますね。

小学生〜中学生
ここは親が管理する派と子供に管理させる派、親の意見が分かれるところです。

【親が管理する派の意見】

  • 「お金の使い方はまだまだ分かってないからとりあえず親が管理する」
  • 「お年玉を子供に全額渡したらあっという間に下らないもので無駄遣いしてしまう」
  • 「子供が大きくなってからまとまった金額で一度に渡したい」

などの理由から、小学生以上であっても親が預かり管理するケースも多いようです。
親族が多く、受け取る総額が大きくなると不安もその分大きくなる傾向があります。

この記事を読んでいる大人でも「お年玉は全額親の総取りだった」という方も多いのではないでしょうか。

そのお年玉は、結局、自分で自由に使えるお金になりましたか?

子供から見ても「あのお年玉は結局、親に使われてしまうのではないか」という不信感が残ることがあります。

子供に管理させる派

我が家はこちらです。子供達に全額お年玉を管理させ、毎月のお小遣いは無し。言わば一年分のお小遣いを一月に渡してしまう方式でした。

お年玉を全額親が預かり、それを毎月分割してお小遣いとして渡す方法とどちらが良いか子供達と相談したところ「自分で管理したい」という意志が強かったです。

お年玉を無駄遣いしてしまえば一年間お小遣いに不自由することになることは理解していたようで、お年玉の残額を確認しながら計画的にお小遣いとして使っていました。

学業に必要なものは都度親が購入しているので、お小遣いの使い道もそれほど多くなく、毎年繰越金を増やしているようです。

高校生〜19歳
お年玉を受け取るのも高校生まで、あるいは10代までで成人したらお年玉も卒業というご家庭がほとんどではないでしょうか。

高校生以上になれば帰宅中にお茶したりカラオケしたり、また休日にはお友達とディズニーや映画行ったりと、お年玉だけでお小遣いを賄うのはかなり厳しい状況になってきます。特にディズニーは1日で2万円以上吹っ飛ぶ夢の国です。

アルバイトでお小遣いを賄う方法もありますが、実際には中間テスト期末テストの期間が隔月でやってきて、日常的に入れるバイトと学業の成績はトレードオフになりがちです。

夏休みや冬休みの長期休みにバイトをして日々の小遣いを捻出する場合もありますが、やはりこれだけでは一年分のお小遣いには足りず、我が家では毎月5000円程度のお小遣いを渡しています。

高校生のアルバイトについては校則で禁止されている場合もあり、親の考え方も賛否両論ありますが、私は16歳くらいからお金を稼ぐ楽しみと大変さを少しずつ体験していくのも良いと考えているので、子供の気持ちを尊重しています。

つまり高校生は「お年玉&お小遣い&バイトの溜め」で日々の小遣いを賄うことになるわけで、なかなかお金がかかります。

筆者本人はどうだったか
私の場合は、お年玉は親が預かり自分用の口座に貯金されていて、高校生になった頃にまとめて渡されました。たしか6〜7万円程度だったと記憶しています。

私はそのまとまったお金で、当時出始めだったVHS-C形式のビデオカメラを購入し、放課後に友人達とショートムービーを撮影したりして遊んだものです。

VHS-Cの3倍モードで撮影していたので画質は酷いものですが、今でも当時の映像は大切な宝物です。
現代ならスマホ一台あれば撮影も編集も当時より格段に高いクオリティで行える遊びですね。

まとめ

今、お子さんのお年玉は子供に管理させていますか?親が管理していますか?
あなたが子供の頃、お年玉をあなた自身で管理していましたか?それとも親の管理でしたか?

ご意見ご感想募集しております。

子供が小学生以上になったら「自分が子供だった頃の気持ち」と「今の自分の子供の気持ち」を摺り合わせ、自分の境遇を押しつけることなく、どのようにお年玉を管理するのか子供とよく相談して決めてみてはいかがでしょうか。

それではまた、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

著者 : 阿豆らいち

フリーランス歴20年。イラストや漫画を描いたりWebデザインしたりしてる人。Macや科学が好きなインドア派。二児の父。

Twitter: @AzuLitchi

Blog: 「らいちのヒミツ基地」

<編集 池田繁孝(@shigetaka_1988)>