Hello!
初めまして、日本でアメリカ出身の旦那と国際結婚をしている山本かなといいます。普段は『ゲームオタクなアメリカンダーリン』というブログで、アメリカ出身の夫との日常生活に関する漫画を描いています。
「Hello」って言ったら国際結婚しているっぽいかなと思って書きましたが、実は私、まったく英語ができなくて……。普段はアメリカ出身の夫が日本語を喋り、夫婦でコミュニケーションを取っております。
そんなアメリカの言葉にも知識にも疎い私が国際結婚したものですから、アメリカの文化や常識にカルチャーショックを受ける日々を送っています。
今回は、そんな私が感じた、日本とアメリカの救急車に関するカルチャーショックをご紹介します。
ある日、私は腰痛が原因で救急車に運ばれてしまいました。とはいえ、症状は軽く、幸いにも日帰りで帰れましたし、その後も痛みはなく過ごせたのですが……。
後日、何気なく夫にその話をすると……。
“アメリカでは救急車を呼ぶのにお金がかかる”!?
日本では救急車を呼んでも無料で当たり前ですが、アメリカではお金がかかります。しかも旦那に話を聞いたら、「救急車を呼んだら○○ドル!」という単純な料金設定ではなく……
- 走行距離料金
- 車内治療費
- 夜だと深夜料金……ナドナド
州によっても価格が違っており、かなり複雑な料金設定のようです。また、走行距離が1マイル増えるごとに料金が上がったり、深夜料金がかかったりって、本当に日本のタクシーのような値段設定!
でもアメリカにも保険がありますよね。保険が適用されれば、救急車を呼んでもそんなにお金がかからないのでは……?
たかーい!
最低で5万もかかるなら、むやみやたらに救急車を呼ぶ人もいなさそうですね。むしろアメリカでは、他人が呼んだ救急車でも本人に高額な請求がいくので、救急車を拒否する人も少なくないようです。
・・・が
救急車の人が必要だと判断すれば、本人が「大丈夫だ」と言っても強めに病院へ連れて行かれるんだそうな。
確かに後々請求される治療費や救急車代を考えると、「いや、私呼んでないし軽症だし大丈夫です!」って言いたくなる気持ちも分かりますね。保険に入っていない人なんかは、特に死活問題になりますし。
日本の医療制度は大変優れているようで、旦那は病院へ行くたびアメリカの医療制度について嘆いています。保険の制度がおかしくて、とにかく治療費が高額になるそうです。
保険に入っていない人も多く存在して、高額な医療費を払えないなんてことも……。
一方、日本では軽症でも救急車を呼ぶ人が多いと問題になるくらいでしたが、「アメリカのように有料にすれば解決するんじゃないかな?」と話を聞いて感じました。
日本の医療制度に感謝しつつ、救急車の問題についてまじめに考えていると、目の前の夫が目を輝かせてこう言いました。
いや、倒れないでね……。
いくら救急車が無料だからといって、やはりパートナーにはいつまでも健康でいてほしいものです。
特に毎年12月と1月は、お酒やお餅が原因で救急車の出動率がとても増える時期なので、皆さんも年末年始は気をつけてお過ごしくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。