初心者が少しのお金で投資!失敗から2倍に増やした方法

投資で少しでもお金を増やしたい猫野きなこです。

初心者の人にとって投資とは難しいイメージがあって「とっつきにくい」と感じるかもしれません。

しかし、私のような初心者でも投資金額を2倍以上に増やすことができたので、過剰に恐れることはないと思います。

今回は私が実際に投資をしてみた体験を漫画にしつつ、初心者にありがちな失敗から投資金額を1年で2倍以上に増やした方法を紹介します。

投資をやろうと思ったきっかけ

私が初めて投資をした年齢は20代後半でした。始めたきっかけは私より年下の同僚が「最近株を始めた」と話していたことです。

彼女が株を始めたのは「このまま一生独身かもしれないし、お金は裏切らないから」という将来を見据えたシビアな理由でした。

年下の同じ独身女性ということもあって、当時29歳でもうすぐ30代になる年齢だった私は「株を始めたほうがいいのだろうか」という焦りを感じました。

毎月愛読していたキャリアウーマン向けの「日経ウーマン」という雑誌では、よく株の特集が組まれていたので気にはなっていました。

私の中で株取引とは、『おじさんやお金持ちがやるギャンブル』というイメージでした。
しかし、雑誌では「女性でも株をすることで経済に強くなる」というキャッチフレーズで株を始めようという内容で締めくくられていました。

お金は損したくないけど少額でも始められるということだったので、「ちょっとやってみようかな」という軽い気持ちで始めてみることにしました。

5万円で初めて投資をやってみた

ネット証券会社に初めて入れた金額は少しのお金で5万円でした。

もっと少額でもできるのですが買える株が限定されてしまうことや、リターンが少ないという理由で初心者は5万円くらいから初めてみるのがおすすめです。

購入する株を選ぶ基準は「なんとなく上がるかも」「社長が若くてイケメン」という女の勘頼りで買いましたが、これは株で失敗する典型的なパターンだと思います。

私が当時購入した会社の株の1つは買ってすぐに面白いほどの右肩下がりで、最終的に購入した金額の10分の1位になってしまいました。

「新規事業を始めるから上がるかも」と思った購入材料が、実際は手を広げすぎて赤字に転落する引き金になってしまったのです。

初心者は株価が下がっても損切りできない

株価が下がり続けている場合、これ以上損をしないために株を手放す「損切り」という売り注文を出さなければいけません。

しかし、初心者は株価が下がってもなかなか損切りできません。

本や雑誌には損切りラインの目安は10%とよく書かれていたので、頭ではわかっているのですが損切りをした時点で損失が確定してしまうため「売らなければ損していないし、いつか上がるだろう」と塩漬けにしがちです。

株価が下がったら下がっている理由を分析したり、情報を集めて自分なりに調査することが大切なのですが、そういう作業は面倒だし現実から目を背けたくなってしまいました。

結局、考えることを放棄して株価が上がることを祈る「塩漬け」という状態のまま自分の資産を眠らせることになってしまいました。

初心者の失敗パターンを知ることによって対策ができるので、是非このことは頭の隅に入れておいてください。

初心者の短期売買は損をしやすい

株価が下がったときに買って上がった時に売れば儲かると言うのはわかるのですが、初心者が1日に何度も売買を繰り返すFXやデイトレードで簡単には稼ぐことは難しいです。

私も残った資金で少しやってみましたが、「ここから上がるかも!」と買ったらみるみる下がっていって損切りしかしてない状態になってしまいました。当然資金もみるみる減っていきます。

素人が急に上がってきた株価の波に乗ろうとしても、一気に崖の上から突き落とされたりします。

株価の急激な上昇や下降を作れるほどの資金力がある金持ちの人達は、私にとって龍のようなイメージでした。突然市場に現れて幻のように去っていくのです。

その龍(金持ち)が大量に株価を釣り上げて、便乗してきた人がピークに達した時点で一気に売りぬけるイメージです。
ジェットコースターのような勢いで下がっていく株価は手放すタイミングが少しでも遅れると損をしてしまいます。

個人がこのような相場操縦的行為をするのは違反とされていますが、株式市場の動きとしてはよくあるパターンです。

初心者の私は当然底値で売りに出してしまい、そこからまた株価は急上昇していきました。
負けが確定した損切りを眺めながら上がっていく株価を傍観することしかできず、私は自分の無力さを思い知りました。

このように初心者はプロの人にいいようにお金を搾り取られてしまいがちなので短期売買はやめておいた方がいいでしょう。

株の買い方を勉強する

たくさんの失敗で軍資金の5万円をほぼ失い、やっと株の買い方を勉強する気になりました。

株の初心者向けの本を何冊か購入し、PERPBR、利益の見方などの単語と数値の意味を調べてノートにメモを取ることにしたのです。

苦手意識を感じてしまいそうな単語ですが、その意味を理解するだけで割安な株を見つけることができます。

「この数値なら買いでこういう数字の株は買わない」という基準は本を書く人によって違うので、いくつかデータを集めてノートにメモをした通りに投資する会社を選ぶようにしました。

2回目の軍資金の金額は30万円にしました。
選んだ株を購入してからすぐに少し下がったのですが、情報を調べて下がる材料はないと判断して損切りは見送りました。すると緩やかに株価は上昇を始めていったのです。

何の勉強もしていなかった時は下がる根拠がわからないのですぐに不安になってしまいましたが、会社のことをよく調べて購入すると落ち着いて成り行きを見守ることができました。

株は2社に分けて購入したのですが、時期がよかったのもあって両方株価は上がっていきました。
1年で30万円が77万円になったので、過去に負けた5万円を差し引いても2倍以上に増やすことができました。

すぐに結果を求める人は失敗する

投資はすぐに結果だけ求めようとする人は失敗すると思います。
例えば私が投資金額を2倍に増やした方法だけを教えてほしいという人です。

こういう人は損をしたら相手のせいにします。勉強をせずに相手に乗っかって「儲かったらラッキー、損をしたら許さない」という考えです。

投資の世界は自己責任なので、絶対に損をしたくない人はやるべきではありません。
自分で失敗をしたり肌で感じないと学べないこともたくさんあります。

初めて自転車に乗った時は怖くてよろけて転んでしまうかもしれませんが、何回も乗るうちにコツが掴めてきます。株も失敗した経験によって上手くなっていくものだと思います。

どんなに経験を積んでも誰も未来のことはわかりませんが、勉強することによって勝率を上げることは可能です。投資の勉強せずに結果だけ求めようとするのはやめましょう。

私は2倍に増やした後に満足して資金を引き上げてしまったのですが、その後も市場は好調だったので退場していなかったらもっと資産を増やせていたかもしれません。
最近は勉強しなおしてまた投資を始めようと思っています。

投資は自分で勉強して、投資する会社を決めないといけません。そうすれば超低金利時代の今、投資でうまくお金を増やすことができるのではないでしょうか。

著者 : 猫野きなこ

猫と暮らしながら趣味でお絵かきしてるライターです。ブログでは過去の体験談漫画やダイエットレシピを公開しています。

Twitter : @kinako22neko

Blog : きなこ猫のスッキリ生活