主婦に聞いた!部屋干しの嫌な臭いを消し去る4つの方法

私は、はてなブロガーの冴島唯月と申します。『ミニマリスト三昧』というブログを運営しております。今回2度目の寄稿をさせていただくことになりました。

今回のテーマは、部屋干しの嫌な臭いを消し去る方法。最近梅雨入りして、部屋干しする機会が増えた方も多いのではないでしょうか。部屋干しで気になるのが、特有のかびくさい臭いですよね。

そこで今回は、部屋干し経験者の主婦3人に「どんな対策を取っているのか?」について教えていただきました。ミニマリストである私を加えて、合計4人が実践している部屋干しの臭い対策の具体的な方法をお届けします。

方法①:服を着る前にリセッシュ除菌EXをふりかける

この方法を教えてくれた人:ここさん

ここさん

心理学+バリキャリ時代のビジネススキルを融合した悩み解決メソッド発信中。

Twitter: @okinawa_koko

Blog: 『沖縄の心理カウンセラーここのブログ「悩みの種」』

 

お一人目は、沖縄の心理カウンセラーである“ここ”さん。ここさんは、時期にかかわらず毎日部屋干しされているようです。

毎日部屋干しをされている理由は3つ。

1、雨の心配をしたくない。
2、緑が多い場所なので、洗濯物に虫が付くのが嫌。
3、昼夜関係なく洗濯をしたい。

部屋干ししている場所は、台所の隅。ハンガースタンドを置いて、洗濯物を干しているとこのことでした。

部屋干しの嫌な臭いが気になるのは、干している時ではなく、Tシャツなどを着た時。時々、服から湿ったような臭いがしたことがあったようです。

部屋干しの臭いを減らすコツはリセッシュ除菌EX

ここさんが実際に今まで試した部屋干しの臭い対策は3つ。

1、部屋干しの臭いがしないとうたった“洗濯洗剤”を使用する。
2、サーキュレーターを使って乾かす。
3、洗濯物が乾いてから、着る前に「リセッシュ除菌EX」をかける。

1の部屋干し用洗剤については、ここさんは効果を感じなかったとのことでした。2のサーキュレーターについても、乾くのが早くなったものの、厚手の衣服やタオルは若干臭うことが……。

実際に3つの臭い対策を試してみたところ、ここさんが一番効果を感じたのが「リセッシュ除菌EX」をかけることだったようです。

リセッシュ除菌EXをかけるタイミングは、臭いが気になった服を着る時や、タオルなどを使う時。ただ、効果は感じるものの、金銭的な問題と化学薬品を大量に使うことに抵抗があるため、リセッシュ除菌EXは臭いに困った時だけ使用しているとのことです。

着る前の服にリセッシュ除菌EXをふりかけたら、部屋干しした洗濯物の臭いが気にならなくなったとのこと。そのため、ここさん一押しの部屋干し臭い対策は、「リセッシュ除菌EXをふりかけること」という結論になったようです。

方法②:煮沸+酸素系漂白剤での消毒が臭いには一番効果的

この方法を教えてくれた人:らんこさん

沖縄で彼さんとふたり、ゆるゆる〜っと生きてます。

Twitter: @ran_ranko_

Blog: 『‪月10万円生活への道とシンプルライフ。』‬‬‬‬‬‬

 

お二人目も沖縄在住のはてなブロガーである“らんこ”さん。

現在彼と同居中のらんこさんは、以前はひとり暮らしをしており、常に洗濯物は部屋干しでした。外に干したくなかった理由は、ベランダが幹線道路に面していて、排ガス等が気になるから。

ふたり暮らしの現在も、ベランダが室内と続きになっているため、室内干しとほぼ同じような状況のようです。

らんこさんがおすすめな部屋干しの臭い対策は、煮沸+酸素系漂白剤で消毒すること。部屋干しの臭いが気になり始めたタイミングで、これを実践しているようです。

煮沸+酸素系漂白剤で消毒する具体的な方法

【用意するもの】

用意する物 必要な量
料理などで使っていない大きめの鍋 1つ
粉タイプの酸素系漂白剤(※) 20gくらい
適量

まず、洗濯物はあらかじめ洗濯マグちゃんを使って、洗濯機で洗っておきます。そして、20gくらいの漂白剤を鍋の水に溶かしたら、洗濯物を鍋に入れます。らんこさんは、標準使用量より多めに漂白剤を入れているようです。

鍋を一度、洗濯物を入れた状態で沸騰直前まで沸かします。その後は沸騰させないように、弱火で1時間〜2時間ほどかけて洗濯物を煮込みます。

ちなみに、酸素系漂白剤は50℃前後で効果が最大になるようなので、グツグツ煮込むよりは一度温めたら火を止めて30分〜1時間くらい放置しても大丈夫だそうです。

煮洗いするほどではないものについては、洗面所で漂白する方法も実践中のらんこさん。

洗面所に50℃くらいのお湯をためて、酸素系漂白剤を溶かし、タオルなどの洗濯物を漬け込むことも。時々お湯を足すほうが効果的とのことです。

らんこさん曰く、台拭きなどは漂白剤を使わずに煮沸のみで済ませることもあるとのこと。臭いがさほど強くなく薄汚れてきた程度だと、一度洗濯をかけるか、軽く洗剤で手洗いしてから煮沸のみで対応しているようです。

煮沸だけでもかなりニオイは取れて、特にタオル類は効果を実感しており、ぞうきんみたいな臭い(笑)になるまでの日数が延びたとのことでした。

この方法を続けていたら、ひとり暮らしを機に買ったタオルがまだまだ現役で5年目。らんこさんからは「煮沸+酸素系漂白剤は最強。きちんと対策したら、部屋干しでも十分快適にお洗濯できる」という心強いコメントをいただきました。

方法③:浴室乾燥よりもおすすめな衣類乾燥除湿機

この方法を教えてくれた人:たよらこさん

たよらこさん

新しい発見が大好きで広く浅く、ほどほどを楽しむタイプ。保育士&幼稚園教諭。ミサワホームで建てた平屋に住んでいます。

Twitter: @tayorakko

Blog: 『白い平屋の家を建てました』など

 

3人目もはてなブロガーのたよらこさん。たよらこさんも、毎日部屋干しされています。毎日部屋干しする理由は2つ。

1、春と秋は花粉が飛ぶため。
2、夏はカメムシや蜂が飛んでおり、安心して干せないため。

現在は持ち家にお住まいのたよらこさんですが、以前は貸家に住んだ経験もあります。貸家時代は室内干しの臭いが嫌で、柔軟剤を使ったり、なるべく外に干したりするように心がけていたようです。

衣類乾燥除湿機は部屋干し対策の最強アイテム

たよらこさんは、現在お住まいの家を建てる時に、室内干しに備えて浴室乾燥を設置しています。

しばらくは夜に洗濯機を回し、値段の安い夜間電力で乾かして、朝たたむことをルーティンにしてきた“たよらこ”さん。臭いのストレスはなくなったものの、電気代が上がったことと、浴室乾燥では服やタオルがゴワゴワになったのが気になっていたようでした。

これらの問題をなんとか解消できないかと検討した結果、たよらこさんは昨年に衣類乾燥除湿機を購入。

現在は衣類乾燥除湿機を洗面所に設置して、今まで通り夜間に洗濯したものを洗面所に干しているようです。

たよらこさん曰く「衣類乾燥除湿機を買ってからは柔軟剤も使わなくなり、洗剤も天然成分のものを使っていますが、部屋干しの嫌な臭いはありません。短時間で乾くということが、重要な気がしています。」とのこと。

室内干しで臭いが気にならず、電気代も高くなりすぎない衣類乾燥除湿機には、大変満足しているようでした。

方法④:手作りマグちゃんと一緒に洗濯をする

最後は、毎日部屋干しを続けている私が1年以上実践する臭い対策です。

部屋干しの臭い対策としてよく使われている「洗濯マグちゃん」と同じ成分のものを、マグネシウムペレットで手作りした「手作りマグちゃん」を使用しています。マグネシウムペレットを使うと、洗剤がなくても洗濯物の汚れが落ちるのだとか。

洗剤と同様の洗浄能力を持つマグネシウムを水道水と一緒に洗濯機に入れると、マグネシウムが水と反応し、水素の気泡を発生させてアルカリイオン水を生成します。アルカリイオン水は、洗濯物に付いている油脂分を分解して石鹸化するようです。

実際、手作りマグちゃんを使用している私の場合、梅雨を2回経験していますが、部屋干しの嫌な臭いを感じたことはほとんどありません。

唯一臭いが出るのは梅雨に限らず、マグネシウムペレットに膜ができた時。ただ、クエン酸で手作りマグちゃんをお手入れすれば、またしばらくは臭うことがありません。クエン酸でのお手入れ方法についても、後ほどご紹介します。

手作りマグちゃんのメリット

手作りのメリットは、なんといっても安上がりなこと。

私が楽天で購入したマグネシウムペレットは、300gで2,750円。そのうちの200gを使用しているので、お金に換算すると1,633円分となります。

加えて、100円ショップのセリアでは、ランドリーネットが約100円で、洗濯機用のくずとりネットも約100円で購入できます。

つまり、手作りマグちゃんにかかった費用は「1,633円+100円+100円=1,833円」です。

一方、正規品の洗たくマグちゃんは1個50gで税込1,944円。洗濯マグちゃんを200gに換算すると7,776円にも。そのため、手作りのほうがかなり格安になる計算です。

洗濯洗剤も使う必要がなくなるので、節約になったり、洗剤のカスが洗濯物に付かなかったりするのもありがたいですね。

手作りマグちゃんを作る方法

洗濯マグちゃんの作り方は簡単です。早速、ご紹介させていただきますね。

【用意するもの】

用意する物 必要な量
マグネシウムペレット 300g
ランドリーネット 1個
洗濯機用のくずとりネット 2枚

【手作りマグちゃんの作り方】

最初にくずとりネット2枚の中に、それぞれ100グラムずつペレットを入れます。

次に、くずとりネットの口ゴムをハサミで切ります。口の部分を3つ折りにして、ミシンがけします。

2つの袋をランドリーネットに入れ、チャックを閉めて完成です。

2つの袋をランドリーネットに入れた後、口の部分は縫い閉じないようにしましょう。縫い閉じるべきではない理由は2つです。

1、中の袋を洗濯のたびに干したいと思ったため。
2、効果が薄れてきたら、クエン酸でお手入れしたいため。

手作りマグちゃんをクエン酸でお手入れする方法

最後に、クエン酸で手作りマグちゃんのお手入れする方法をご紹介します。手作りマグちゃんを長く使っていると、洗濯物が少し臭うことがあるからです。

マグネシウムペレットの表面に皮膜ができて、洗浄力が落ちるからだといわれています。そのため、私は1か月ごとにクエン酸でお手入れしています。

500ccの水にクエン酸を小さじ3ほど入れて、その中に手作りマグちゃんを20分ほど漬けます。あまり長いとマグちゃんが溶けて小さくなってしまうのでご注意ください。その後水でもみ洗いし、干しておきます。

手作りマグちゃんは1年3か月使っていますが、定期的なお手入れのおかげでまだ十分効果があります。

最後に

今回は、部屋干しの臭い対策について4通りご紹介させていただきました。どれも実践している方々が効果を実感している方法ばかり。

梅雨などの影響で、部屋干しが増えるこの時期。少しでも気になる方法があれば、ぜひお試しください。

著者 : 冴島唯月

冴島唯月様

夫と死別した50代ミニマリスト。自分にとっての必要最低限を追求中。

Twitter: @saejima_yuduki

Blog: 「ミニマリスト三昧」