仮想通貨の正体ってなに? 世界一わかりやすい仮想通貨の話

「を知る通信」をご覧の皆様、こんにちは。フリーライターの紳さんです。

唐突ですが

仮想通貨ってどう思いますか?

 

 

 

価値が高騰したり暴落したり、詐欺や盗難事件が相次いだり。何かと世間をお騒がせの仮想通貨ですが、そもそも仮想通貨ってなんなんでしょうか?

株とかFXと同じようなものなの? 儲かるの? 破産するの?

実際に価値があるの? 買い物ができるの? なんなの?

……えっ? あなたも仮想通貨のことがよくわからないって?

大丈夫です、ご安心ください。

昨日までわからなかった何かを知ることができる。それも、めっちゃわかりやすく。

それが「を知る通信」ですから。

 

50種類の仮想通貨を取引する謎の男に話を聞いた

というわけで、仮想通貨について何かとチャレンジングな企画をしたり、仮想通貨についてのブログを書きまくっている「起業家・ブロガー」のぶんたさんに話を聞きました。

まだ20代のぶんたさん。爽やかスマイルのとびきりフレッシュな男性です。

ただし、若い起業家とか投資家の話はイマイチ信用できないので、話半分に聞いておこうかと思います。

 

仮想通貨ってなに?

-いきなりですが、仮想通貨ってなんですか?

そうですね。いきなり超重要なことを言いたいのですが、多くの方は仮想通貨のことを「インターネットのお金」とか「新しい投資先」という捉え方をしていると思うんですよね。

 

-え!? 違うんですか?

はい。

「仮想通貨投資は儲かる」という噂が広まり、人々が仮想通貨を求めて群がった結果、色々なことが起きましたよね。実際に大儲けする人がいたり、大規模な盗難事件があったり、詐欺に使われたり。

仮想通貨をめぐるニュースがある度に、価値が高騰したり暴落したりしました。確かに、株やFXに近い性質を持っていたのかも知れません。

しかしですね、仮想通貨の本当の価値は「人類にまったく新しい可能性を与えてくれる、ブロックチェーン技術」だと思うんですよ。

 

-ブロックチェーン技術ですか? お金として、通貨としての価値が本質ではないと?

仮想通貨に「ただのお金」や「投資先」としての役割だけを求めると、非常につまらないと思います。

むしろ、注目すべきはブロックチェーン技術。これによって新しい人々の暮らしが実現するんじゃないかって期待しているんですよね。

-ブロックチェーン技術とはなんでしょうか。中学生にもわかるくらいの説明をしてくださると助かるのですが

はい。

仮想通貨のシステムの一番肝心なところは、世界中に点在するパソコン達によってデータが守られているところにあります。分散型のコンピューターネットワークによる……

 

-あ、すみません。もっとわかりやすい感じでお願いします。女子中学生がサイゼリヤで話すような感じで

……つまり、みんなでずっと見てるから、どんな悪さも許さないよ! ズッ友だよ!

ということです。

仮想通貨は「データの改ざん」ができない上に、「データはすべて公開情報」なんです。(一部の例外的な仮想通貨を除く)

これをサイゼリヤの女子中学生で例えると、「誰が、誰と、いつ、どこで、ミラノ風ドリアをどれくらい注文したか」をみんなでドリンクバーを飲みながら監視している上に、その様子をクラスメイト全員がメモ帳に書き残しているようなものです。

 

-なるほど。サイゼリヤに例えた結果、逆にむずかしくなりましたね。これからは普通に話す感じでお願いします。

はい。

つまり、このブロックチェーン技術のおかげで仮想通貨は「安全で不正ができない、信頼できるお金」として認められ、価値が上がったわけです。

ところで、紳さん。仮想通貨って色んな種類があるんですけど、パッと名前が思い浮かぶものってありますか?

 

-まぁ、一番有名なのはビットコインですよね。他にはイーサリアムとか聞いたことありますが……

ふむ。

今、世界では1,500種類を超える仮想通貨が存在していると言われています。ビットコイン(Bitcoin)が一番市場が大きくて、ビットコイン以外の仮想通貨はアルトコインなどと呼ばれているぐらいですが……

そもそも、なぜそんなに種類があるんでしょうか?

 

-それですよ! なぜあんなにたくさん種類があるのか、逆に聞きたかったんです。

ええ。そこに仮想通貨のことを理解する重要なヒントが隠されているんですよ。

もし、仮想通貨がただの「決済用のインターネットのお金」としての役割を果たすだけならば、ビットコインだけで十分なはずですよね。

でも、実際には次々と新しい仮想通貨が誕生している。

つまり、この世には色んな種類の仮想通貨が溢れていますが、それぞれ役割や目指しているものが違うということなんです。

 

-おお、なるほど! そもそもビットコインのイメージが強すぎて、ただのお金としか考えてませんでした。

ビットコインは「お金としての役割」に特化した仮想通貨で、これはこれで便利だと思います。最近ではヨドバシカメラなど一部の電機量販点でビットコインでの支払いもできるようになりましたね。

だけど、すべての仮想通貨が「お金としての役割」を狙っているのではないのです。

例えばイーサリアム(Ethereum)が目指しているものが何かというと、「みんなが仮想通貨を利用して自由にサービスを開発できるプラットフォーム」なんですよね。

代表的なものだと、イーサリアムにはスマートコントラクトというシステムが追加されました。これは取引をした時に契約内容や権利譲渡などの履歴を保存できるというシステムで……

-あ、すみません。また話がむずかしそうな方向にいきそうなんで、もう少し具体的な例はありませんか?

それではわかりやすく、エアロン(Aeron)という仮想通貨の話をしましょう。エアロンは2017年の11月に誕生した仮想通貨です。

開発したのが航空記録システムを構築するソフトウェア会社なんですが、元々、航空業界では「パイロットの経験偽造」とか、「フライトログレコードの偽造・隠滅」とか、「飛行時間の虚無の申告」とか、頻繁に行われるデータ改ざんが問題視されていたようなんです。

結果として、年間3,000件を超える航空事故が起きているようなのですが、ここにブロックチェーン技術を応用することでデータ改ざんを防ぎ、この問題を解決しようと試みたんですね。

もうすぐアプリケーションが開発されますが、エアロンは乗客、パイロット、航空学校に通う生徒などが利用する「グローバルなデータベース」としての機能を持つ予定で、「パイロットの実績」「フライトログレコード」「飛行時間」「飛行機のメンテナンス状況」などの信頼性が極めて高い情報を、あらゆるユーザーが見ることができるんです。

 

-ん? その話のどこが仮想通貨なんですか?

そうなんですよね。ここがわかりにくいと思いますが、つまりエアロンとは新しく開発されるプロジェクトのことであり、その目的は「航空事故を減らすこと」です。

で、仮想通貨としてのエアロンが何かというと、「エアロンというプロジェクトを応援するための出資先」なんですよね。

とどのつまり、資金調達です。株に近いかもしれません。

でも、将来的にはフライトの予約や料金の前払いなどをエアロンで支払うことができるようになるみたいですので、そこが面白いですよね。初期の頃にエアロンを購入した人は、数年後には「実質、飛行機に乗り放題」みたいなことになるかも知れません。

このエアロンの様な例がたくさんあって、僕も毎日のように面白い役割や仕組みを持った新しい仮想通貨を探しているんですよ。

将来的な可能性があるものを買いたいし、保有したいっていう気持ちが強いです。

 

-なるほど、そういうことなのか。僕も飛行機にはよく乗るので、今の内にエアロンを購入したくなりました。

ちなみに、どう考えても将来性がないものや、なんのために存在しているのかわからない仮想通貨もたくさんあるんですけどね。

ちょっと、これを見てください。

各種仮想通貨の現在価格や保有数をまとめて管理するアプリなんですけど。この筋肉のアイコン、ストロングハンズ(Strong Hands)という仮想通貨は1単位が0.0001円とかですからね。

ブログの企画で3億枚ぐらい買って、読者に1億枚ぐらい配ったんですけど。

こういうのもザラにあるんです。

 

-やばいですね。このストロングハンズは一体、なんのために存在する仮想通貨なんですか?

「筋肉コイン」と呼ばれてるんですが、何に使うのかまったくわからないネタコインだと思います。その特徴は、ただひたすらに安く買えるということだけ。

1万円出して1億枚保有する日本人が後を絶ちません。ファンは多いみたいですね。

-そういう仮想通貨もあるんですね。ブロックチェーン技術の無駄使いなのでは。

ただ、このストロングハンズを配るのがきっかけでブログ読者の方が仮想通貨の世界に入ったり、口座を開設するきっかけになったこともあって。

ネタコインとはいえ、あなどれないですよね。万が一にでも高騰したら、億万長者ですしね。僕もまだ1億8000枚保有してますから。

 

仮想通貨って儲かるの?

-さきほどのお話で、仮想通貨には色々な役割があるということがわかりました。その上でお聞きしたいのですが、投資先として考えた場合、仮想通貨って儲かりますか?

僕は2017年の12月から仮想通貨を買い始めて、「1日に1万円分、マイナー通貨を買う」という行為を2ヶ月近く続けていたんです。

結果的に50種類ぐらいの仮想通貨を50万円分買ったのですが、1ヶ月で総額300万円近くまで価値が上がりましたね。

 

-そんな適当な方法でめちゃめちゃ儲かってるんですか!? わずか1ヶ月で!

時期的に仮想通貨が軒並み上がってましたからね。

ただしその後、仮想通貨取引所大手のコインチェックが不正流出問題を起こしたんですよね。その影響もあって、色んな国の仮想通貨規制に関する情報が流れたり。

総額300万円分のアルトコインが、今は80万円ほどになりました。(苦笑)

 

-それでも、まだプラスなんですね。ちなみにオススメの買い方ってありますか?

オススメとまでは言えませんが、ICO(イニシャル・コイン・オファリング)というのがあるんです。

企業が資金調達を行うために、オリジナルの仮想通貨を発行するというものです。エアロンの例とは違い、完全に資金調達だけが目的の「用途のない仮想通貨」を発行します。

あらゆるリスクは考えられますが、有望だと思った企業のICOに乗って成功すれば、めちゃめちゃ儲かってもおかしくないと思います。短期的に考えれば、ICOしたばかりの仮想通貨はかなりの確率で値上がりしますからね。

 

-うわぁ。ICO、ほぼ株と一緒ですね。企業からすれば確かに新しい資金調達方法だとは思いますが、法律が気になります。

仮想通貨に関しては、法整備がまったく追いついてませんね。世界各国でICOを規制する動きもあるようですし、これからどうなることやら。

とりあえずオススメの仮想通貨の買い方としては

「この仮想通貨、目的が面白い!」

「この仮想通貨、新しい仕組みを導入してきたな」

「この仮想通貨、今やってるゲームの中で使えるお金になった」

などなど、自分が気になった仮想通貨を購入するのが一番だと思います。人々の生活に役立ちそうなアイディアを持った仮想通貨は、純粋に応援したいですしね。

逆に、下調べをせずに、よくわからない仮想通貨を購入するというやり方は危険ですね。

 

仮想通貨に対する思い

-そういえば、ぶんたさんはどうして仮想通貨を買いはじめたんですか?

実は最初、まったく興味なかったんですよね。

仮想通貨に初めて触れたのは、懇意にしているイケダハヤトさんという高知県に住むブロガーの方からビットコインをもらった時。

VALUというSNSサービスがあるんですが、このサービスは登録したユーザー同士が支援し合えるというもので、取引にビットコインが用いられるんです。

「このサービス、面白いからやってみなよ」ってイケダハヤトさんから1ビットコインをもらって。ゲーム感覚で始めましたね。とはいえ、その当時でも1ビットコインに数十万円ぐらいの価値があったはずなんですが。

 

-イケダハヤトさん、太っ腹ですね。それにしてもVALUがきっかけだったとは。

それで、なんやかんや運営している内にVALU内でビットコインを増やすことができたんです。

で、そのビットコインを何に使おうか考えていた時に、ビットコイン以外にも仮想通貨がたくさんあることに気がついて。なんだかよくわからないけど、遊びのつもりでビットコインを他の仮想通貨にどんどん変えていったんですよね。

そしたら、その仮想通貨たちの価値がどんどん上がっていって。

「なんで価値が上がるんだろう? どういう理屈なんだろう?」って気にしている内に楽しくなっちゃって、仮想通貨の世界にどんどんハマっていきました。

ブログのネタとしても面白いので、本格的にやってみようかと。

 

-なるほど。そんなノリで仮想通貨を。

きっかけはなんでも良いと思うので、ぜひとも多くの方に参加して欲しいですね。

人々の生活をより豊かに変える、便利で新しい技術が目の前にあるんです。投資家やビジネスマンだけが仮想通貨に注目している現状は、もったいないと思います。

買わなくてもいいので、どんな仮想通貨があるのかだけでも興味を持ってもらえればと思います。

これから仮想通貨のシステムを利用した新しいサービスがどんどん誕生するはずです。

人やクリエイターの価値や能力が、もっとわかりやすく世の中にアピールできる仕組みが作れるかもしれない。

会社の採用や人事制度に利用できるかもしれないし、路上でライブしている音楽家の方がもっと世の中に出やすくなるかもしれない。

そんな期待や願いを込めて、これからも仮想通貨と向き合っていきたいですね。

-あ。今、砂になんて書いたんですか?

「NEM」ですね。

 

ザザーン ザザーン(よせては返す波の音)

砂に書いた名前消して 波はどこへ帰るのか

脳内でサザンオールスターズのいとしのエリーが流れる。

……砂に書いた文字は消えても、ブロックチェーン技術によって保存されている仮想通貨のデータや取引記録はけっして消えることはない。

この優れた技術を利用して、人々は新しい情報の使い方、新しいコミュニケーションができるようになったのだ。

NEMの意味はわからないけど、ぶんたさんはそういうことが言いたかったんだと思います。

 

まとめ

ぶんたさんに話を聞くまでは、仮想通貨のことを儲かるとか損するとか、お金的な側面でしか見ていませんでした。

実際、仮想通貨には

・ビットコインのような「新しいお金」としての役割を担うもの

・問題解決のために立ち上げられた「ブロックチェーン技術を利用したプロジェクト」

・単なる資金調達のために、株の代わりとして発行されたもの

 

など、色々な顔があります。各々、誕生した理由や経緯、目的などが違うようです。

いずれにせよ、ブロックチェーン技術のおかげで人類は新しいステップに向かうことができたのかも知れませんね。

僕もこれから、もっと仮想通貨の情報をたくさん集めて

「この仮想通貨は何のために発行されたのか」

「この仮想通貨はどんな問題を解決できるのか」

そういった本質的な部分を深く理解し、良いと思った通貨(アイディア)にはどんどん投資したいと思います。

ぶんたさん、貴重でためになるお話をありがとうございました!

面白い仮想通貨の情報、これからも発信してくださいね!